(1) 単位枠
2次元平面上での位置や距離の基準を示すために、
図形編集領域のほぼ中央には常に黄色の正方形が表示されています。
この正方形の左下の点が原点であり、
右下の点の座標は (1, 0)、
左上の点の座標は (0, 1) です。
(2) 編集対象の平行四辺形
黒、青、赤の辺で囲まれた平行四辺形が、
編集対象の四角形です。
各頂点のハンドル(■)をマウスで操作することにより、
この平行四辺形の形状を変更することができます。
なお、この平行四辺形は、
「有効(使用する)」がチェックされている場合にのみ表示されます。
(3) 他の変換式に対応する平行四辺形
編集対象以外の変換式に対応する平行四辺形が灰色で表示されます。
灰色で表示されている状態では、その形状を変更することはできません。
なお、「有効(使用する)」がチェックされていない変換式については、
それに対応する四角形は表示されません。
2. 変換式と平行四辺形との関係
アフィン変換によって、
単位枠(黄色で示された正方形)がどのように写像(変換)されるかを、
その変換結果の平行四辺形として定義します。
FunIFS では、
原点からX軸方向に延びる長さ1の辺の変換結果を青色の辺で、また、
原点からY軸方向に延びる長さ1の辺の変換結果を赤色の辺でそれぞれ示します。
3. 平行四辺形の編集
平行四辺形の各頂点のハンドルをマウスでつかんでドラッグすることにより
(■印の上でマウスの左ボタンを押し、
そのまま左ボタンを押した状態でマウスを移動して最後にボタンを放します)、
平行四辺形の形状や位置を変更することができます。
以下、上図の頂点(A, B, C, D)ごとに編集操作の説明を行います。
頂点A:
頂点Aをマウスでドラッグすると、
平行四辺形の形状や大きさを保ったまま、
平行四辺形全体を平行移動します。
変換式の係数 e, f と連動します。
頂点B:
頂点Bをマウスでドラッグすると、
平行四辺形の形状や大きさが変化します。
変換式の係数 a, c と連動します。
頂点C:
頂点Cに対する操作は回転です。
頂点Aを回転の中心として、
マウスの移動に応じて平行四辺形全体を回転します。
変換式の係数 a, b, c, d と連動します。
頂点D:
頂点Dをマウスでドラッグすると、
平行四辺形の形状や大きさが変化します。
変換式の係数 b, d と連動します。
注意
平行四辺形の頂点が図形編集領域の外にはみ出した場合は、
その頂点をマウスで操作することはできません。
このような場合は、
変換式の係数を、直接、数値で変更して下さい。
平行四辺形の一部または全部が図形編集領域の外にはみ出しても、
画像生成の計算には支障ありません。